スリップしたあと、診察室で「またゼロからスタート」「一からやり直し」と言う患者さんがいるが、それは違う!初めての受診を思い出して! 依存症じゃないと否認し、
病院を嫌がり、行くか迷い、悩み、とうとう初診した。
今は自ら訪れている。 大進歩!
福岡県で付き添いの元夫から7月の通院状況を知らせる手紙が届きました。
「優一は通院ドタキャンしていません。先生とも普通に話しています。」
初めて専門クリニックで受診し、
【アルコール依存症】と診断された日を思い出してみました。●●●
2020年6月17日
クリニックは泥酔状態で行きました。
前日から気にしているようでクリニック攻略を考えているようでしたし、
こういうところに行く時にお酒をあおってしまうようでもありました。
着いても受付に健康保険証すら自分で出しません。
それでもクリニックの先生は「ここに来ただけでも可能性がありますよ」と言ってく
ださいました。
それほどアルコール依存症の患者に治療を説得するのは難しい事のようです。
長男は「通院も入院もしない」と断言して再診の予約は取らずに帰ることになりま
した。
【アルコール依存症】と診断されての帰り、タクシーの中から子供のころに訪れたことのある太陽の塔が見えた瞬間、私はどっと涙があふれ声を殺して泣きました。隣に座っている長男はそんな私を見ていましたが表情の乏しい顔で無言でした。●●●
そうだ・・・
2020.6.17専門クリニック初診じゃ、自分では保険証すら出さなかったんだ。
2020.6.24の最初の半強制入院の日にはタクシーの中で
「運転手さん、マンションに戻ってください」って言ったんだ。
今はまだ入退院を繰り返してるけど、自らの意志でちゃんと通院入院している。
大進歩だよね!・・・と思うしか・・・
【入院歴】
・1回目2020.6.24~9.17
・2回目2020.11.13~12.15
・3回目2021.1.28~4.20
・4回目2021.5.10~6.25
そして ラインが来ました。 2021年7月29日~
「1か月ぶり5回目の登板中です♪(内科)」
┐(´д`)┌ヤレヤレ
2021.8
コロナ禍の中異例のオリンピック、パラリンピックが開催されました。
(イラスト:次男)